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COLUMN~コラム~

【井上ワイナリー所縁の市町村紹介・香北町編(後編)】

広報担当の石関です。

今回は前回のコラムに引き続き、高知県香美市香北町の畑の気候風土やブドウ品種、香北町のワインに合わせたい同町の特産品などをご紹介します。

 

香北町の気候風土

高知県の東北部に位置する香美市のなかでも、海抜約100mという山間の物部川中流域に位置する香北町。温暖な高知県のなかでは比較的冷涼な気候で、冬には山がうっすらと雪化粧をしている様子も見られます。

また、夜間の冷え込みが厳しく、日中は暖かいというように、昼夜の寒暖差が大きいのも特徴です。このような気候の特徴は、山梨県や長野県といった日本ワインの一大産地とも共通しています。というのも、昼夜の寒暖差が大きいと、ブドウは糖度が上がりやすく、適度な酸度も保ちながら成熟するため、ワイン造りには大きなアドバンテージとなるのです。

実際、今年は香北町の畑は今年の春に定植をおこなったばかりではありますが、甘くておいしいブドウを実らせました。

 

 香北町のブドウ品種

香北町の畑で栽培しているブドウは、「マスカット・ベーリーA」という赤ワイン用の品種です。1927年に新潟県の川上善兵衛氏によって開発された品種で、多雨多湿な気候にも適応するため、現在では国内の赤ワイン用ブドウ品種としては最多の生産量を誇っています。また、2013年にはO.I.V.(国際ブドウ・ワイン機構)に品種名が登録され、国際的な認知度や期待も高まっている品種なのです。

マスカット・ベーリーAから造られるワインは、一般的に甘いキャンディのような香りとみずみずしい果実味が持ち味。また、赤ワイン特有のタンニン(渋み)が穏やかなのも特徴で、親しみやすい印象の味わいに仕上がります。

 

香北町の特産品:韮生米(にろうまい)

最後に、香北町の特産品である韮生米についてご紹介します。

高知県を代表するブランド米のひとつである韮生米。香北町の昼夜の寒暖差と山から流れる澄んだ水が良質な米を育むと言われており、つややかで、モチモチとした食感が特徴です。

米といえば和食には欠かせない主食ですが、香北町で栽培しているマスカット・ベーリーAのワインは、基本的に醤油やだし、みりんなどで味付けした和食と好相性と言われています。

そのため、これらの調味料で味付けした煮物や汁物、焼き物などの料理と韮生米で炊いたご飯に、香北町のワインを添えたら、きっと素晴らしいマリアージュになるのではないかと思います。

 

豊かな自然に恵まれた香北町。前編でご紹介したように、高齢化問題を抱えつつも、町を活気づけようとする町の方々の思い。

そんな香北町のエッセンスが詰まったワインを皆様の食卓にお届けできるよう、これからも町の方々と一致団結して努力を続けてまいります。

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