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フィレンツェイメージ

【~36日はミケランジェロの誕生日!芸術だけではなくてワインにもルネッサンスがあるの!?~】

皆さん、こんばんは。井上ワイナリー広報担当の石関華子です。

36日はルネッサンス期を代表する芸術家、ミケランジェロの誕生日でした。

そこで、今回のコラムでは、ミケランジェロの生まれ故郷であるトスカーナ州で起こった、「イタリアワイン・ルネッサンス」という動きについてお話ししたいと思います。

 

イタリア中部に位置するトスカーナ州。州都のフィレンツェは「花の都」とも言われ、中世にタイムスリップしたような街並みが広がります。

4年前にこの街を訪れた私は、その素晴らしい景色に感動し、「ここが私のア〇ザー〇カイ、フィレンツェです!」という動画をテイク10くらい撮ったほど

そんなフィレンツェを中心に発展を遂げたトスカーナ州には、「キャンティ」という有名なワインがあります。

キャンティは古くから同州のキャンティ地区で造られていたワインですが、人気が高かったため、生産地区が拡大されて大量生産されるようになりました。すると、質の悪いキャンティも市場に出回るようになり、キャンティ全体の評価が下がってしまったのです。

その嘆かわしい状況のなか、かねてからのキャンティの生産者は、キャンティの質を取り戻し、向上させようと奮起しました。そして、従来のキャンティの生産地区だけで独立し、「キャンティ・クラシコ」と名乗るようになったのです。

このような動きが、1970年代に起こった「イタリアワイン・ルネッサンス」の始まりでした。その後も、その勢いは止まりません。

今度は、「ワイン法に縛られず、本当に美味しいワインを造ろう」という生産者が現れました。そして、トスカーナ州沿岸のボルゲリ地区というところで、フランス原産のブドウ品種、カベルネ・ソーヴィニヨンが栽培されるようになったのです。

トスカーナでは赤ワインはサンジョヴェーゼ種から造る、というのが当たり前だった時代に、それは実に画期的な出来事でした。しかも、法律に定められたブドウ品種を使わないワインは、ワイン法上の格付けでは低層に分類されてしまいます。

しかしながら、そのカベルネ・ソーヴィニヨンの赤ワインが見事に美味しく出来上がり、世界中で賞賛されたのです。これを受け、トスカーナ州では法律の枠組みにとらわれないでワインを造る生産者が次々と現れ、それらのワインはやがて「スーパータスカン」と呼ばれるようになりました。

このような一連の「イタリアワイン・ルネッサンス」によって、イタリアのワインは大きく発展を遂げることとなったのです。

ということは、乾杯のときに「ルネッサ~ンス!」と言うのも、ある意味、正しいのかもしれませんね(笑)

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