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COLUMN~コラム~
【~今週末からイタリア最大のワイン見本市が開催されるヴェローナのワイン、「ソアーヴェ」とは〜】

そんなヴェローナのワインで日本でも知名度の高いものいえば、やはり「ソアーヴェ」でしょう。
産地はヴェローナから東に30kmほどのところにあるソアーヴェ村とその周辺を含むソアーヴェ地区。
この一帯では2000年以上も昔からワインが造られており、古来より高い評価を受けていました。
使用されるブドウ品種は主に「ガルガネガ」という品種。イタリア国内各地で栽培されている品種なのですが、最も代表的な産地はこのソアーヴェ地区です。
「ソアーヴェ」の特徴としては、心地よい酸味と清涼感、そしてほのかな苦みなどが挙げられます。魚介類の料理とよく合いますが、特に「魚介のカルパッチョ」や「ボンゴレビアンコ」、「イワシの南蛮漬け」といった、地元でも親しまれているような料理とは相性が抜群です。
また、地元でもテーブルワインとして愛されている「ソアーヴェ」は、日本でも1,000円前後と比較的リーズナブルな価格で手に入るものも多くあり、肩肘張らずに気軽に楽しめるのもその魅力の一つといえるでしょう。
暑さを吹き飛ばしてくれるような爽快さもあるため、これからの蒸し暑くなる季節にもピッタリです。ぜひ皆さんもお試しくださいね。
それでは今日はこのへんで。
また来週!
皆さん、こんばんは。井上ワイナリー広報担当の石関華子です。
今週末から来週(4月7日~10日)にかけて、イタリアのヴェローナという都市で、『ヴィーニタリー(Vinitaly)』という同国内最大規模のワインの見本市が開催されます。
そこには世界の4,000以上ものワイナリーが集結し、ワインの試飲を提供しているため、毎年各国のインポーターやワイン愛好家など、多くの人々で賑わいを見せています。
そこで、今日のコラムでは、その開催地となるヴェローナの白ワイン、「ソアーヴェ」についてお話ししたいと思います。
イタリアの北東部、ヴェネト州の西部に位置するヴェローナ。
シェークスピアの『ロミオとジュリエット』の舞台にもなった街で、写真にもあるように、ローマ時代の円形競技場や中世の街並みなどが残っており、多くの観光客を魅了しています。
その一方で、毎年『ヴィーニタリー』が開催されることから「イタリアワインの首都」とも言われ、ワインの生産自体も盛んに行われています。