ホーム > コラム

COLUMN~コラム~

善光寺・竜眼

【~まるで日本酒!?長野県のブドウ品種「竜眼」とは〜】

皆さん、こんばんは。井上ワイナリー広報担当の石関華子です。

今日(328日)は、スウェーデン人の探検家・地理学者スウェン・ヘディン氏によってシルクロードの古代都市クロライナの廃墟が発見されたことから、「シルクロードの日」とされています。

そこで、今日のコラムでは、はるか昔にシルクロードから中国、そして日本へと伝来し、長野県に定着したブドウ品種、「竜眼(りゅうがん、「龍眼」と表記されることも)」についてお話ししたいと思います。

 

降水量の少なさや昼夜の寒暖差など、ブドウ栽培にとって好条件が揃う長野県。

2013年に発表された『信州ワインバレー構想』の一環で、県を挙げてのワイン生産者の育成が積極的に行なわれています。

また、新たにワイナリーが設立されたり、ブドウ園の開園が行なわれるなど、ワイン造りに盛り上がりを見せています。

 

そんな長野県特有の白ワイン用のブドウ品種に、「竜眼」という品種があります。

長野市に善光寺という大きなお寺があるのですが、「竜眼」が「善光寺ブドウ」という別名を持つことからも、長野県と結びつきの深い品種であることがわかりますね。

 

この「竜眼」の起源は、アジアとヨーロッパの境目にある世界最大の塩湖、カスピ海の周辺だと考えられています。(

そこからシルクロードを経由して中国、そして日本に伝来し、はるか昔に今の長野県のあたりに定着しました。

 

「竜眼」はもともとは食用として親しまれており、これまではあまりワイン用の品種として注目されることはありませんでした。

しかし、ここ近年、「竜眼」のワインの独特のエキゾチックな香りと爽やかな酸味、優しく穏やかな味わいが評価されており、注目度が高まってきています。

また、良質な日本酒のような風味が感じられるため、お寿司や天ぷらなどの和食とは抜群の相性でした。もちろん同郷の「信州そば」とも相性が良さそうです。

「竜眼」のワインは、昨今の世界的な日本酒ブームを考慮すると、今後ますます世界での評価が高まる可能性を秘めています。今後もその動向から目が離せません。

 

日本でもまだ「知る人ぞ知る」品種ではありますが、ぜひ皆さんも機会があれば試してみてくださいね。

 

それでは今日はこのへんで。

また来週!

 

「竜眼」の起源については、中国原産という説もあります。

ブドウの写真はイメージです。

PAGE TOP