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COLUMN~コラム~

【~世界遺産のブドウ畑!?サンテミリオンのワインとは~】

  • サンテミリオン街並み

皆さん、こんばんは。井上ワイナリー広報担当の石関華子です。

 

先日、ある酒屋さんで、サンテミリオンのワインがかなりお買い得価格で販売されていました。

ーこのワイン、本当にこの価格でいいんですか!?

どうやら、輸入業者の在庫整理のために半値程度で卸されたようで、決して粗悪品ではない、とのこと。

時には思いがけない掘り出し物に巡り会えるのもワインの楽しみのひとつ。ありがたく購入させて頂きました。

これがまた、とっても美味しかったので、幸福感は倍増。

そこで、今回のコラムでは、サンテミリオンのワインについてお話ししたいと思います。

 

フランス・ボルドー地方のドルトーニュ河右岸に広がるサンテミリオン。

『サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路』(あえて言うなら、『お遍路』のキリスト教版といったところでしょうか?)の途中にある街で、街の名前は巡礼途中にこの地に住み着いた聖者エミリオンに由来しているそうです。

 

中世の面影を残す美しい街並みを誇り、「ボルドーで最も美しい産地」と言われています。

そして、赤ワインの産地として世界的に有名だったことから、ブドウ畑も込みで街が世界遺産に登録されました。

つまり、サンテミリオンのワインは、世界でもあまり例を見ない「世界遺産のブドウ畑」から生まれたワインということになります。なんだか特別感がありますよね!?

 

サンテミリオンの土壌は保水性の高い粘土質が多く、保水力のある土壌を好むメルロー種の栽培に好適です。

このメルロー種を主体として、カベルネ・フラン種などをブレンドしてワインが造られています。

そのため、同じボルドー地方でもメドック地区で主流のカベルネ・ソーヴィニヨン種が主体のワインに比べ、渋みが少なく、丸みがあり、しなやかなスタイルのワインに仕上がります。

その口当たりは、「絹のような」とも例えられるほど滑らかで、かのルイ14世は『甘美な神酒』と讃えたのだとか。

 

実際にサンテミリオンを訪れたことのある友人、井口紘一氏(※)に話を聞くことができました。

街を囲む城壁に登ると、市街地とその先に広がるブドウ畑を一望することができるようです。

グレーやオークルといった色調に統一された街並みがとても美しいですね。

お店などの地下には、石灰石の洞窟を利用した昔ながらの貯蔵庫もあるようです。ワインにとって最適な気温や湿度が保たれており、いわば「天然のセラー」といったところでしょうか。

総じて「ワインの街だと感じた。」と語る井口氏。

ワイン愛好家なら、一度は訪れてみたいと憧れる街ですね。

 

それでは今日はこのへんで。また来週!

 

 

※Special Thanks/画像提供

井口紘一(いぐち・こういち)さん

慶応義塾大学文学部フランス文学専攻卒業後、渡仏。

アートの国・フランスで語学と絵画を学ぶ。

現在は個展を開催するなど、首都圏を中心に画家として活躍中。

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