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COLUMN~コラム~

ワインと織田信長

【〜ワインを飲んで天下布武!?〜】

皆様、こんばんは。井上ワイナリー広報担当の石関華子です。

今回のコラムでは、日本史上の有名人の中で初めてワインを飲んだと言われる織田信長とワインについてお話したいと思います。

日本で初めてワインが飲まれたのがいつなのかは定かではありませんが、室町時代後期に書かれた『後法興院記』という公家日記の中に、赤ワインを指す「珍蛇(チンタ)」を飲んだ、という記述が確認されています。当時、ワインが「珍蛇(チンタ)」と呼ばれていたのは、ポルトガル語で赤ワインが「Vinho tinto(ヴィーニョ・チント)」であることに由来していると考えられています。

その後、1549年に宣教師フランシスコ・ザビエルがキリスト教を布教するために鹿児島に入港すると、九州各地の大名にワインを献上したと言われています。
そして、同じくキリスト教の布教のために日本を訪れたルイス・フロイスが、布教の許しを得るべく、1569年、京で織田信長に謁見しました。このとき、信長にもワインが献上されたであろうことから、日本史上の有名人では信長が最初にワインを飲んだ人物と言われています。

織田信長といえば、「天下布武」の旗を掲げて天下統一の事業を進め、革新的な戦略で多くの戦に勝利し、楽市楽座などの斬新な経済政策を打ち出し、後世においても高い評価を得る、名高い戦国武将のひとりです。
少年時代から型破りなファッションに身を包み、西洋文化にも大いに興味を示し、諸外国の一流の品々のコレクションをしていたという信長ですから、当時はかなり珍しいワインを飲んでいたとしても、あまり不思議ではありませんよね。
大河ドラマなどでも、西洋風の衣装をまとった信長が、赤ワインを飲んでいるシーンがたびたび見受けられます。(ワインに関する仕事をしていると、どうしてもこういったところに目が行ってしまうのです・・・)
しかしながら、信長は下戸だった、という説もあるので、果たして好んでワインを飲んでたかというのは、怪しいところでもあります。

それでも、もしも信長がワインを飲みながら天下布武を夢見ていたのだとしたら、ワインを片手に描いた彼の理想の国家とは、一体どのようなものだったのでしょうか・・・?

それでは今日はこのへんで。また来週!

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